痛み止めと鍼灸

〜エヌセイズ(NSAIDs)と鍼灸の関係〜

「今、痛み止め飲んでるんですけど、鍼も受けて大丈夫ですか?」

そんなご相談をよくいただきます。

結論から言うと――

併用してもOKです!

むしろ、**薬と鍼灸の“いいとこ取り”**ができるケースもあります。


■エヌセイズってどんな薬?

エヌセイズ(NSAIDs)は、病院や薬局で処方される痛み止め・炎症止めのお薬です。

怪我やぎっくり腰、神経痛など、**「とにかく今すぐ痛みを抑えたい!」**という場面でよく使われます。

ただし、エヌセイズには

・血管を収縮させる作用

・治りに必要な“炎症反応”を一時的に抑える

という特徴もあります。


■一方、鍼灸の目的は?

鍼灸は、

・筋肉のコリやトリガーポイントへのアプローチ

・血流を良くして、自然治癒力を高める

といった働きが期待できます。

とくに深い筋肉のコリにアプローチする「トリガーポイント鍼灸」は、

“血流の改善”がカギになる施術です。


■併用のポイントは「タイミングとバランス」

エヌセイズを使っていると、血流改善の反応が少し弱くなることがあります。

それでも鍼灸には、

・自律神経の調整

・筋肉の緊張緩和

・痛みの回路に直接働きかける作用

など、多面的な効果があるため、薬を使っていても十分に効果が期待できます。

たとえば、

  • 痛みの強い初期は薬で炎症を抑えながら鍼で土台を整える
  • 回復期には薬を少しずつ減らし、鍼灸で自然治癒力を活かしていく

というふうに、無理なく“脱・薬”に導くことも可能です。


■リアンでは「自然な回復力」を引き出すことを大切にしています

リアン鍼灸接骨院では、

患者さんの状態に応じて、薬との併用を考慮しながら

最適な鍼灸のタイミング・刺激量をご提案しています。

「薬はなるべく減らしたい」

「自然な方法で治したい」

そんな方には、特に鍼灸がオススメです。


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