金沢の冬といえば雪。
そして雪が降るたびに増えるのが、除雪作業後の急な腰痛です。

「朝は何ともなかったのに、雪かき後に腰が伸びない」
「湿布を貼っているけど一向に良くならない」
このようなご相談が、当院でも毎年冬に急増します。
実はこの除雪後の腰痛、多くが**骨ではなく“筋肉のトラブル”**によって起きています。
なぜ除雪で腰を痛めやすいのか?
除雪は日常生活にはない特殊な動作の連続です。
除雪動作の特徴
- 重い雪を持ち上げる
- 前かがみ姿勢を長時間続ける
- 腰をひねりながら雪を投げる
- 寒さで筋肉が硬い状態で作業を始める
この結果、腰の筋肉に急激な負荷と疲労の蓄積が起こります。
特にダメージを受けやすいのが
- 腰方形筋
- 脊柱起立筋
- 殿筋(お尻の筋肉)
これらの筋肉が過緊張を起こし、筋肉内に“トリガーポイント”と呼ばれる痛みの原因部位が形成されることで、強い腰痛が発生します。
トリガーポイントとは何か?
トリガーポイントとは
**筋肉の中にできる硬く過敏になった部分(しこりのような部位)**です。
ここができると
- 押すと強い痛みが出る
- 離れた場所まで痛みが広がる(関連痛)
- 動き始めがつらい
- 湿布やマッサージでは改善しにくい
といった特徴が現れます。
除雪後の腰痛の多くは、骨のズレではなくこの筋肉由来の痛みであるケースが非常に多いのです。
湿布や安静で良くならない理由
湿布や痛み止めは「炎症」を抑える対処です。
しかし、除雪後腰痛の主原因が筋肉の深部にできたトリガーポイントの場合、
✔ 表面からの湿布
✔ 軽いマッサージ
✔ 電気治療
では痛みの原因に十分届かないことがあります。
そのため
「数日様子を見ても良くならない」
「むしろ動きにくくなってきた」
という状態に陥りやすいのです。
そこで有効なのが「トリガーポイント鍼灸」
トリガーポイント鍼灸は、
痛みの原因となっている筋肉の深部へ直接アプローチできる施術法です。
期待できる作用
- 硬くなった筋線維の弛緩
- 筋肉内の血流改善
- 発痛物質の排出促進
- 神経の興奮状態の正常化
これにより、除雪後に発生した急性腰痛の改善をサポートします。
科学的にも支持されている筋筋膜性腰痛への鍼治療
近年の研究では、
慢性腰痛や筋筋膜性疼痛に対する鍼治療の有効性が報告されています。
特に、痛みの発生源であるトリガーポイントを狙った鍼刺激は、
一般的な浅い鍼よりも痛み軽減効果が高いことが示唆されています。
つまり
「どこに刺すか」が重要であり、
単に腰に鍼をするだけではなく、痛みの原因筋を特定することが改善への鍵になります。
こんな除雪後の症状は要注意
- 前かがみから体を起こすと激痛が走る
- 朝起きた時が一番つらい
- お尻や太ももに痛みが広がる
- レントゲンでは異常なしと言われた
これらは典型的な**筋筋膜性腰痛(トリガーポイント由来)**のサインです。
放置すると痛みが長引き、
「冬の間ずっと腰が不安」
という状態になってしまうこともあります。
除雪後の腰痛は我慢せず、早めの対処を
急性腰痛は、初期対応が重要です。
痛みを我慢して動き続けると、筋肉の緊張が慢性化し回復が遅れます。
除雪後に
- 数日たっても改善しない
- 動くたびに強い痛みが出る
このような場合は、筋肉の専門的な評価と施術が必要です。
当院では、
金沢の冬に多発する除雪由来の腰痛に対し、
原因筋を特定したトリガーポイント鍼灸を行っています。
「雪かきのたびに腰を痛めている」
「毎年冬が怖い」
そのような方は、お早めにご相談ください。
