
「やっと暖かくなってきた」と思えば、翌日には真冬の寒さに逆戻り。3月の金沢は、こうした急激な気温の変化に体がついていかず、「なんとなく体がだるい」「肩こりがひどい」「理由もなくイライラする」といった不調を感じやすい季節です。
これらは単なる疲れではなく、「寒暖差疲労」や「自律神経の乱れ」が原因かもしれません。今回は、東洋医学の視点から3月を健やかに過ごすための養生法をご紹介します。
なぜ3月は体調を崩しやすいのか?
東洋医学では、春は「肝(かん)」の働きが活発になる時期と考えられています。「肝」は自律神経のコントロールや血(けつ)の貯蔵を司っていますが、春の激しい寒暖差や新生活のストレスを受けると、この「肝」の機能がオーバーヒートしてしまいます。
「肝」が乱れると出やすいサイン:
• 目が疲れやすい、充血する
• 情緒が不安定(イライラ、気分の落ち込み)
• 肩こりや頭痛(特に側頭部)
• 寝つきが悪く、夢をよく見る
3月の養生法:3つのポイント
1. 「酸味」と「苦味」を上手に取り入れる
「肝」の働きを助けるには、食事の工夫が効果的です。
• 酸味: 梅干しやレモンなどは、昂ぶった気を引き締めてくれます。
• 旬の苦味: 菜の花やふきのとう等の春野菜は、冬に溜まった老廃物を出し、余分な熱を冷ましてくれます。
2. 「首・手首・足首」を冷やさない
春一番などの強い風は、東洋医学で「風邪(ふうじゃ)」と呼ばれ、病気を運んでくる原因とされます。マフラーやストールを活用し、特に「首の後ろ」を冷やさないことが、自律神経を安定させるコツです。
3. 23時までに布団に入る
「肝」の修復時間は深夜(1時〜3時)と言われています。その前の23時頃には寝る準備を整えることで、質の高い血液が全身に巡り、春の疲労回復が早まります。
鍼灸で「気」の巡りをスムーズに
セルフケアだけでは追いつかない「イライラ」や「重だるさ」には、鍼灸施術が非常に有効です。
当院では、滞った「気(エネルギー)」をスムーズに流し、自律神経のスイッチを切り替えやすくする施術を行っています。特にこの時期は、足にある「太衝(たいしょう)」というツボなどを刺激し、頭に昇った熱を下げて全身のリラックスを促します。
まとめ
3月は冬から春への大きな転換期です。無理をせず、自分の体のサインに耳を傾けてあげてくださいね。金沢市周辺で「最近、調子が上がらないな」と感じたら、ぜひお気軽に当院へご相談ください。
