慢性肩こりが劇的に楽になる理由~痛覚変調性疼痛の本質とトリガーポイント鍼灸の威力~

はじめに:肩こりは「ただのこり」じゃなかった

肩こりが長引くと、「気のせい?」「我慢すればいい?」
いいえ、国際疼痛学会(IASP)の最新定義(2020年改訂)では全然違うんです。

痛みの定義(日本疼痛学会訳):

「実際の組織損傷もしくは組織損傷が起こりうる状態に付随する、あるいはそれに似た、感覚かつ情動の不快な体験」

ポイントは「それに似た」という言葉。組織損傷がなくても、脳が似たような不快体験を作り出せば立派な「痛み」
慢性肩こりはまさにこれで、痛覚変調性疼痛(nociplastic pain)の要素が強い混合型が多いんです。

昔の「こりは筋肉の問題だけ」って考えはもう古い。
脳の痛み回路が過敏化して悪循環してる状態なんです。

参考リンク

•  IASP公式発表(英語):https://www.iasp-pain.org/publications/iasp-news/iasp-announces-revised-definition-of-pain

•  改訂論文(PMC無料公開):https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7680716/

•  日本疼痛学会訳を含む資料:https://www.iasp-pain.org/wp-content/uploads/2022/04/revised-definition-flysheet_R2-1-1-1.pdf

慢性肩こりの痛みメカニズム:どれがメイン?

•  侵害受容性疼痛:初期の筋緊張・血行不良による軽い炎症 → △(一部該当)

•  神経障害性疼痛:神経の損傷・圧迫 → ×(肩こりではほとんどない)

•  痛覚変調性疼痛:中枢・末梢の痛み処理が変調して持続・増幅 → ◎(慢性肩こりの本質!)

長引く肩こりは痛覚変調性主体
ストレス・姿勢不良・睡眠不足で脳が「危ない!」と誤認し、痛みが広がったり強くなったりするんです。

だから「マッサージだけじゃすぐ戻る」。根本は脳の過敏化にあるから。

参考リンク

•  IASPのnociplastic pain定義解説:https://www.iasp-pain.org/publications/pain-research-forum/papers-of-the-week/paper/the-concept-of-nociplastic-pain-where-to-from-here

•  痛覚変調性疼痛の日本語解説(日本疼痛学会関連):https://upra-jpn.org/archives/432

ドライニードリング(トリガーポイント鍼灸)の有用性は?

痛覚変調性疼痛の場合、トリガーポイント鍼灸の有用性は「ブレイクスルーに超強い」

•  主な作用:局所的なトリガーポイント刺激 → 血流改善、筋緊張低下、末梢脱感作、条件性疼痛抑制(DNIC)。

•  エビデンス:短期(即時〜数週間)の痛み軽減・機能改善はmoderate-low evidenceで示されている。特に筋緊張が強い混合型肩こりで効果的。

•  純粋痛覚変調性主体(広範囲過敏化)では効果薄めだけど、末梢トリガーが中枢感作を維持しているケースが多いので、「1回で体が変わった!」を実感する人が続出。

患者さんは「今すぐ楽になりたい」。なので、トリガーポイント鍼灸は「短期ブレイクスルーの強力ツール」としてめちゃくちゃ役立つんです。

「マッサージじゃ届かない深部がスッと抜けた」「頭痛も消えた」「これなら筋トレ続けられる」そんな体験談が山ほどあります。

参考リンク

•  ドライニードリングの包括的レビュー(2023):https://www.physiotutors.com/ja/exploring-the-science-behind-dry-needling-a-comprehensive-overview

•  頚肩部筋筋膜性疼痛へのメタアナリシス例:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36769852/ (関連レビュー)

でも最強は筋トレ!?

痛覚変調性主体の慢性肩こりでは、筋トレ(特に肩甲帯の抵抗運動)が最強。

•  運動誘発性鎮痛(EIH)で内因性オピオイド・カンナビノイド系活性化 → 中枢の痛み抑制系強化。

•  脳の痛み回路を「安全」と再学習 → 可塑的変化で感作逆転。

•  エビデンス:有酸素+筋トレ併用で痛み・機能改善が最も強い。

ただ、「痛みを我慢して高負荷」はNG。低〜中等度から始め、安全・成功体験を積むのがコツ。

理想はトリガーポイント鍼灸で突貫工事→ 筋トレで持続の流れ。

参考リンク

•  EIHの慢性頚肩痛レビュー:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10918364/

•  運動誘発性鎮痛のメタアナリシス:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35869789/

まとめ:「すげーじゃん鍼」って本当だった!

慢性肩こりは痛覚変調性疼痛の代表例。トリガーポイント鍼灸は中長期の根本解決じゃなくても、短期ブレイクスルーで「すげー!」ってなる力が抜群。

患者さんが求める「今すぐ楽に」を叶えつつ、筋トレや姿勢ケアへ橋渡しできるから、トリガーポイント鍼灸は本当に頼れる存在です。

金沢で慢性肩こりに悩んでる方、まずは1回試してみる価値ありですよ。

「ヤバかった」体験、ぜひシェアしてください!

(内容はIASP定義、関連レビュー・臨床エビデンスに基づく。リンクは2026年現在の公開情報に基づくもので、アクセス時は最新を確認してください)

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